子からすかぁちゃん保護日記 =自立=

6月17日 木曜日 保護6日目

昨日いっぱいで雨も降り止んでれた。
いつも通り、訓練開始!

かぁちゃんは、鳴き声も日々大きく力強くなり、フェンスにもパッと飛び乗ったり毛づくろいもし始め、
もうソロソロ自立の時が近い事を予感させる。
Mちゃんは、何だか寂しそうだ。
私よりも、余程かぁちゃんが可愛くて仕方がないらしい。


首を傾げて「アピャ♪」
615かぁちゃん首かしげ



モデル料高いですョ「アピャ♪」
615かぁちゃん口空け正面



親カラスが来たことを確認し家に戻り、庭の林檎の木の間からそっと様子を見ていると、ママカラスが公園に
着地し、かぁちゃんを連れて歩き始めた。
トットコ トットコ ガァガァガァ~♪と、後ろを歩くかぁちゃんも嬉しそう。
ママからエサを貰っている時には「ゥギャパ ゥギャパ♪」と、まだ飛べない羽根をバサバサさせて喜んでいる。
キャワイイ~
パパカラスは高い電柱から辺りを睥睨している。


微笑ましい光景を見せてもらって暖か~い気持ちで、私達は撤収。

さぁ今日も訓練頑張ります「アピャ♪」615かぁちゃん公園歩き




昼食後、かぁちゃんの鳴き声も聞こえず親カラスの姿も見えないので公園に行くも、やはり居ない。
家に戻り居間の窓からもう一度確認をすると、Mちゃんの通り過ぎる姿が見え、
・・・・と、あれれっ?!かぁちゃんが柵の上にチョコンと鎮座している。
もしかしたら飛べるようになった???
そうでなければ、この移動時間の短さは考えられない! やったね、かぁちゃん もう一歩!

すぐさまMちゃんに電話をし(家から徒歩2分以内の距離なので)、その旨を伝えると、

「実は・・・」と、話し始めるMちゃんの声が重い。

公園に居ないので、昨日居た場所などを探し回ると、もう一軒奥の家に止めてあるワゴン車の上に居た。
迷ったけれど、降りられずにいるような気がして素手でかぁちゃんを捕獲してしまった。
かぁちゃんは大人しくしていたけれど、すぐに親カラスがツガイでやってきて、ギャーギャーと鳴いていた。
公園にかぁちゃんを下ろし帰宅しようと思ったら、威嚇のためか頭スレスレのところを3回ほど飛び回り、
後ろから自転車の方に「危ないよ!カラスに狙われているよ!」と注意された。
Mちゃんの家を確かめるようにずっと付いて来たので怖かった。

親カラスとも信頼関係が出来つつあると思っていただけにショックだったが、自分がルール違反をしてしまって親カラスに申し訳ない事をしてしまった。
親カラスとしては当然の行為だと思う。。。


ルール違反をした事を正直に私に告げ、反省しているMちゃんの姿に、「うんうん、Mちゃん、学ばせてもらったねぇ」と今まで以上に、率直で正直なMちゃんが好きになった。


ルール (親カラスと決めた事?)

・素手では触らない(人間の匂いが付くと飼育放棄される場合がある)

・日中は親カラスが見守り、私達は夕方から朝にかけて保護する



夕方、窓からふっと北側のmyuちゃん家を見ると、4m程の高さの木の上に居るかぁちゃん発見。
myuちゃん家によると、少し前までは3m離れた隣の木に居たとのこと。
ならば、その距離は飛べたという事か?!

夕方の捕獲時間には、その木の前でMちゃんmyuちゃん家や近所の子達もがやがや集合。
脚立を出しての捕獲の話も出たが、
「これだけの高さの所なら夜に猫等に襲われる心配もなさそうだし、親達も見張っているので大丈夫。
 かぁちゃん保護活動は終了! 
 これからも『かぁちゃん見守り隊』は、付かず離れず見守りましょう」と決定する。

夜にそっと窓から見やると、いつの間にか、かぁちゃんの姿はその木からもなくなっていた。。。





6月18日 金曜日 自立

朝、居ました! 高い高~い電柱の上に。

保護時~


しかも、念願の「親子3羽」で!
2羽がバサバサと飛び立ち、
残った一羽の「ガァァ~」と、まだまだ不器用な鳴き方でようやく、かぁちゃんと確信!★

親子電線飛翔


無事に親に渡す事が出来て、本当に良かった。 

 ★ 任務終了 ★



= = = = = = 後日談 = = = = = =

翻って考えてみると、
本来野生の生き物に、手を掛けてしまったことが良いことなのかどうかは、今だにわからない。
しかし、親子の絆や強さや信頼etc・・・子供達も交えて、沢山の事を学ばせて貰ったような気がする。

お世話になった南区のFペットクリニックに電話で報告をすると、
開口一番!
「可愛かったでしょう」との院長の言葉。 はい、モチロン!
忙しいクリニックなので手短に話すと、先生にはお見通しの事のようだった(笑)


その後も、テレトリーがこの近辺のかぁちゃんは里帰りをしてくれる。。。
朝、2階に洗濯物を干していると「ガァァ~」と呼び、見事な旋回を見せてくれた。
「かぁちゃん、すごいね~ カッコいいねェ~」と、おバカな保護母は思わず手をパチパチしてしまう。



= = = = = = 追記 = = = = = =

6月22日の北海道新聞の朝刊に

【巣の撤去やめ、カラスとの共生】=繁殖期刺激与えず攻撃防ぐ=という記事が掲載された。

南区で、昨年度から「巣を撤去しない場合のカラスの行動や人を襲う因果関係」を調査する取り組み。

・巣を撤去されたり、物を投げられたりするたびに威嚇が激しくなる。
 静かに巣立ちをさせるのが一番

・静かに歩いていても攻撃をされる人はいるが、それ以前に別の人間が刺激を与えている場合がほとんど。

・皆が刺激せずに知らん顔で通り過ぎれば攻撃される事はないはず。

同区内には、小中学校の敷地内にも、それぞれ巣があるが、児童、生徒などへの被害はないという。



今回のかぁちゃんの件で、実践させてもらいながら人との関係について考えた事と一致する部分が多い。
人間からアクションを起こさなければ、それぞれのテレトリーでつましく懸命に生きているのではないだろうか。



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comments

# 卒業
卒業おめでとう~
ちょっと寂しいかもしれないけれど
無事元気に自立(?)できてよかったですね。

カラスはとっても頭が良いから
たまに会いに来てくれそうですね。
のぞさん | 2010/07/03 00:04 | URL [編集] | page top↑
# のぞさん
のぞさん、
あれから、カラスへの認識がえらく変わりました(笑)
かぁちゃんは、お顔も可愛いカラスだったようです^^
今もね、ガァァ~♪って呼んでくれるの。

声変わりをしたらわからなくなってしむかもしれないけれど、
かぁちゃんは(カラスの方が賢いから)覚えていれくれるかな?

楽しかったのよ~v-289


kettymamaさん | 2010/07/04 23:29 | URL [編集] | page top↑
#
そんな大変な事になってたんですね。
お疲れ様でした!
高台公園の木にカラスの巣があるんですけど
そのカラスじゃないですよね?
鳥全般がダメな私には絶対無理・・・
しかも去年は何もしてないのに
散歩中によくカラスに威嚇されて以来、カラスは怖いです・・・
きっと知らずに巣の近くを通ったんでしょうね。
今回の事はkettymamaさんだからできた事ですね。
kettymamaさん、すごいです!!

ケティちゃんも南区のFペットクリニックですか?!
院長先生が女性ですよね。
あいも通ってます!
先週も行ったばかりですよ。
奇遇ですね~。
チャコぼすさん | 2010/07/05 21:52 | URL [編集] | page top↑
# チャコぼすさん
いいえ~ そんな大変なことではなかったの(高台ではなく、家の隣の公園で~す)

私も実は、鳥はどちらかというと苦手な方なんですけれど、かぁちゃんは可愛かったです(笑)
私なんて夜に家に入れただけで何にもしていないし、友達や子供達とガチャガチャやって充分楽しみ、そして学ばせてもらった出来事でしたヨv-290

何もしていないのに威嚇されるという事は、過去にそのカラスは人間にいじめられたことがあったのかもしれないわね。。。最近、カラスの味方になっちゃって~!

Fクリニックは近所でも通っている人が多いです。
経験知が豊かで、信頼できるクリニックだと思っています。
あいちゃんも通ってるのね~。良かった^^
院長・・・アグネス・チャンに似てると思わない?(笑)


kettymamaさん | 2010/07/07 23:42 | URL [編集] | page top↑

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